上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年11月20日

PSPと第二外国語?

昨日、別に運営しているブログに「PSP(プレイ・ステーション・ポータブル)」の新ソフト、「TalkMan」のことを書きました。

昨今の電子辞書は諸外国語の会話集が収録されていて、音声も出せる機種が増えてますが、そんな感じの製品です。

今回のPSPの場合、「四カ国語!」と謳っていますが、まずは英語は当然でしょう。「4」のうち一つは日本語です。(←こういう場合、日本語も一つに数えるのって詐欺っぽくないですか?)

とりあえず、ここまでは日本人なら誰もが納得の内容でしょう。では残る二つは何語? 数年前までならフランス語、ドイツ語ってのがほとんどの日本人の回答だったのではないでしょうか。その当時なら確かにそれが正解でしょう。

でもPSPに収録の言語残り二つは、中国語と韓国語です。

これが現実、原状なんですね。あたしも当然だと思いますし、現在はこれまでほとんどの日本人が納得するのではないでしょうか?

あたしの勤務先でもほぼ全員が納得すると思うのですが、本の企画や刊行、あるいは日常の業務においては、そうは考えない人が多いようで、いまだにフランス語だと思っている人が多いようです。

否、頭では理解しているのでしょうけど、フランス語の凋落を認めたくないんでしょうね。もちろん、凋落というのは中韓と比較しての相対的なもので、大学などの第二外国語の比率ではまだまだ検討しています。凋落という言葉はドイツ語にこそ相応しいものです(爆)。

でも、世間ではフランス語も凋落と言ってよいと思います。そもそも「大学では」と書きましたが、大学の場合、中国語や韓国語の人気が出たからといっ て、すぐに仏独の先生をクビにして、中韓の先生を採用するなんて出来ませんので、どうしても世間の流行とは数年のギャップが出てしまいます。

だから、あたしの勤務先のように大学が大きなマーケットになっている会社では、仏独を重視するのは間違っていないんですけど、あたしから見ると「最 後の悪あがき」にしか思えません。何よりも大学の第二外国語の授業って減ってますし、学生も減ってます。マーケットとしては縮小傾向にあるわけですから、 いつまでも、それを重視しているのは滑稽だと思えてしまうのです。

さてさて、問題のPSP、どの程度売れるのでしょうか?

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