地方の書店の3パターン【続】
札幌の場合、先月、大通り界隈にあった丸善の南一条店が閉店し、丸善はその代わりに今月、郊外のショッピングセンター内に新規店を開店しました(←そのうち見に行かなくちゃ!)。
これで大通り界隈には大きな書店はなくなってしまったわけで、紀伊國屋、旭屋、三省堂とすべて駅に集中しています。
地元で話を聞くと、すすき野の賑わいもなくなり、大通り付近の客足もかつての何分の一だとのことです。あたしのように年に数回しか訪れない観光客・ ビジネスマンには、すすき野だって大通りだって、それなりに賑わっているような気がしますが、タクシーの運ちゃんなんかには、かなり厳しい現実が見えてい るようです。
そういう客足の流れを見て、書店も大通りから撤退し札幌駅周辺に進出しているのでしょうけど、地元民の目で便利さとかって考えたら、どうなんでしょ う? 東京とは比べものにならないくらい冬には雪が降りますので、それほど人の行き来があるとは思えないんですけど......。個人的にも「一軒くらいは、大通 りに残っていても」と思いますが、残っているのはピヴォ、リーブルなにわ、紀伊國屋(オーロラタウン)くらいで、どれも駅にある大型店と比べると小さいで すよね。(いずれ大通りから札幌駅まで地下街が繋がるらしいですけど、いつのことやら...)
また札幌は郊外に、コーチャンフォーという、これまた超巨大な書店が2店舗あり、車社会・札幌の場合、土日を中心にそれなりに客が集まっているようです。かつての中心・大通りが寂れて、駅周辺と郊外に分散しているというケースが札幌ですね。
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