上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年10月29日

四角号碼を知っていますか?

四角号碼ってご存じでしょうか?

そもそも読み方がわからない(?)ですか? 「し・かく・ごう・ま」と呼びます。漢字を検索する方法の一つです。

漢和辞典でわからない漢字を調べる時、普通は

1.音訓索引
2.部首索引
3.総画索引

を使う人がほとんどだと思います。音訓索引は一番引きやすいかもしれませんが、大きな漢和辞典で、たとえば「カン」なんて引くと、たくさんの漢字が 並んでいて、探している漢字を見落としてしまう可能性があります。それに、読み方を調べたいんだよ、という時には使えませんよね。

部首索引は、少し慣れた人なら一番使う方法だと思います。でも、「この漢字、部首は何?」っていう漢字も多いですし、部首がわかっても「じゃあ、部首を除いて何画?」ってことになります。部首索引は、部首ごとに画数順で配列していることが多いですから。

総画索引は、小学生など漢字を習いたての子供がよく使う方法だと思います。でも、ちょっと複雑な漢字になると何画だかわからない、というのは部首索引と同じです。8画、9画くらいの漢字は、それこそ数百とありますので。

と、どれも一長一短ですが、中国のように方言が強い国では、音訓索引のような発音を基礎にした索引は馴染みません。そこで漢字そのものの形から引けるように考案されたのが四角号碼です。

「四角」とは漢字の四隅のことです。「号碼」とはナンバーのこと。つまり「四角号碼」とは漢字の四隅の形に着目して、それに番号を付け、あらゆる漢字を四桁の数字に置き換えたものです。

四隅の形は、数字に置き換えるわけですから、0から9までの10パターンに分けます。この分け方については、最も正確かつ詳しく解説しているのは、 大修館書店から刊行されている『大漢和辞典(全13巻)』の索引巻です。もちろん『大漢和辞典』には上記三種類の索引と、この四角号碼索引があります。

あたしも大学時代は、この四角号碼を使って漢和辞典を引いていました。慣れると結構簡単ですし、引くのが速いです。それにちょっとカッコイイです。

でも、この漢字の四角号碼は(?)っていうのが簡単にわかれば(調べられれば)便利だなと思い、まずは常用漢字のみですが、「四角号碼検索」のコーナーを作ってみました。よろしかったら使ってみてください。携帯電話からも使えるようにしてあります。

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