北海+道
90周年フェアの開催書店一覧を修正していて気づいた、というより思ったのですが、ふつうは「岩手」「岐阜」「広島」などと言う場合、もちろん都市 名の場合もありますが、ほとんどの場合「県」を省略して言ってますよね。「京都」「大阪」の「府」や「東京」の「都」もまず言わないですよね。
それなのに、どうして「北海道」だけは、きちんと「北海<道>」って言うんでしょう。よくよく考えると、「都」「府」「県」と同じレベルで「道」がある訳じゃないですか。
だから「愛知県」を「愛知」と呼んだり、「愛媛県」を「愛媛」と呼ぶように、「北海道」も「北海」と言えばよいと思うのですが、まず百人中百人が「北海道」って言いますよね。
短い方がよいという理由は当てはまりませんよね、この場合。単純に「語呂」とか「リズム」の問題なのでしょうか。語呂ってつまり日本語が好む音節の数ってことでしょうか? うーん、難しい話になりそう......。
ちなみに「北海道」ってのは、古代日本の大きな地域区分に「東海道」「西海道」「南海道」ってのがあったのとカルテットを作っている訳なんでしょう か? でも古代のいわゆる五畿七道の七道は東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道で、北海道ってないんですよね(笑)。
だいたい、全部「県」にしておけばいいのに、どうして「都」や「府」を作ったのでしょう。そう言えば中国も「省」以外に「自治区」と「直轄市」「特別行政区」ってのがありますね。首都だけを特別扱いするのはわかりますけど、ややこしくて困りますね。
ところで、いま出した「中国」。よくニュースなどで「お隣・中国」って言い方を耳にしますが、「お隣の国」って言った場合、「韓国」を挙げる人と 「中国」を挙げる人とどっちが多いのでしょう? 否、昨今は世界地図が頭に入っていない若者も多いので、「アメリカ」とか「ヨーロッパ」なんて言い出す人 もいたりして(←ヨーロッパは国名じゃないでしょ......爆)。
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