今日は先考の命日
今日は父親の命日です。中国古典では亡くなった父親のことを「先考」と言ったりします。
かれこれもう10年近く前の話で、あたしが二十代後半の頃ですね。もうそんなになるのかと思います。その日は月曜日で、朝会社へ行って9時を回り、 さて今日のお仕事...という時に自宅の母から電話がかかってきて、病院から電話があって父親が危篤だと知らせてきました。とにかくすぐに帰るからと告げて早 退しましたが、後から聞いた病院の話では既に未明に意識不明になっていたとか。だったら看護婦でも医者でも電話をかけてくればいいものを、なんで9時過ぎ になってようやくかけてきたんだと、いまさら腹を立てても詮無いことでした。
9月上旬で、ふつうならまだ暑い頃ですが、かなり強い雨が降っていたのを覚えています。でも、やっぱり父を家に連れて帰ろうということになり、昼過ぎに自宅へ搬送してもらいました。家に運び込む時は雨はほとんどやんでいました。
お寺の都合で火曜日をスルーして、水曜日が通夜、木曜日が告別式という段取りで葬儀を済ませ、銀行などの手続きもあるので金曜は忌引きをとり、結局その週は全然仕事になりませんでした。
父には、あたしも妹も結婚相手を見せることも孫の顔を見せることも出来ませんでしたが、今のところ母にも見せられそうにありません(涙)。
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