書店がなくなる
札幌にある書店「丸善・札幌南一条店」が閉店になるそうです。
あたしが営業部に遷ってもうじき丸二年。地方のエリアは北海道と北東北三県を担当していますが、このところようやく書店員さんの顔も覚え、楽しく地 方出張ができるようになっていました。そんな中、札幌の丸善は比較的居心地のよい書店であったので、閉店の知らせはとても残念です。
札幌は新聞でも取り上げられましたが、書店戦争が加熱していて、駅前に旭屋・三省堂・紀伊国屋が並んでしのぎを削っています。街全体の活気が駅前に 集中しがちな中、大通り界隈に残った唯一の大規模書店として、丸善は却って伸びていた印象すらあります。それがこの秋で閉店とは......。
北海道は札幌一極集中が著しく、それは日本中のあらゆるものが東京に一極集中している現象の縮図のような感覚さえ覚えます。札幌以外の都市は、観光 として訪れるぶんにはのんびりとして穏やかで心地よい面もありますが、街としての活気は寂しいものです。これは日本の地方都市全般に言えることですね。唯 一活気がある札幌も、地元の人に聞くと、すすきのの賑わいも以前に比べるとさっぱりだそうです。
それはそうと、丸善南一条店。文芸を中心に語学から人文・芸術まで、あたしんとこの本、割とよく売れていたんですよね。ほんと、かえすがえすも残念でなりません。来春にはリニューアルオープンなんてことにはならないですかね?
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