上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年7月27日

フェア、フェア、フェア......

このダイアリーでも既に何度か触れましたが、今年はあたしの勤務先の「創立90周年」なんです。なので、この秋は全国的に「90周年フェア」を開催する予定です。

開催する予定と書きましたが、一方的に言ったってフェアが出来るわけではなく、フェアをやってくれる書店さんの同意・協力が不可欠です。

ただ、このご時世、なかなかやってくれる書店さんも思うように増えず、予定金額(目標金額)が達成できるか微妙です。(否、否、弱音を吐いている場合ではない!)

でも、考えようによっては当たり前な面もあります。とある駅の北口と南口にそれぞれ書店さんがあったとして、同じ時期に両店でフェアをやってくれるでしょうか? 食い合いは避けたいところですから、どちらかのみで開催というパターンもありえます。

もちろん、両店でやっていれば、余計に盛り上がるという効果もありますし、一方が人文書中心、他方が文芸書中心というフェアの棲み分けもあり得るでしょう。

でも、書店を回っていると、「向こうの店もやるんでしょ。だったら、うちは今回はパス」という反応も少なからずありました。昨年来、あたし個人とし ては、正月明けにやってもいいし春や初夏にフェアをやってもいいように準備すべきではないかと主張していたんですが(他にも社内に賛同者はいました)、上 層部の人は「フェアは秋」と断言していてとりつく島もありませんでした。

書店サイドから見たら、開催時期にもう少し柔軟性があった方がやりやすいと思うのですが、そうでもないんでしょうかね。例えば上述の例で言えば、北口の店は春にフェアをやるから南口の店は秋に、という可能性も出てくると思うのです。

確かに夏になると、ほぼすべての書店で「●●文庫の100冊」なんてやってますが、ああいう夏の文庫のフェアと、あたしんとこのフェアじゃ性格がまるで違いますし......。

そもそも、もう出版社主導のフェアというのが時流に合わないのでしょうか......(?_?)。

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