上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年5月 9日

デスクワークばかりの一日

GWも終わり、さて仕事も平常に戻りましたが、今日はなんだかんだとデスクワークに時間をとられ、結局外回り(=書店営業)には出られずじまいでした。

注文書も作らないとならない上に、この時期のあたしの「季節労働」である、採用品の返品処理が佳境になったからです。

春先、2月末くらいから採用品(=大学の教科書)の注文が入り始め、その出荷が3月いっぱいから4月の頭くらいまで続きます。その担当はあたしでは ないので、その時期はそれほど忙しくはありません。4月になると、今度は「教科書が足りない」「急に教科書が変更になった」などといった「大至急」の注 文・問い合わせが数多く入るようになります。これも、基本的にはあたしの担当ではありませんので、手が空いている時はお手伝いするといった程度です。

そしてGW前くらいから、この採用品の返品が始まるのですが、その処理があたしの担当です。大学によってはきちんと生協(紀伊國屋や丸善、三省堂の 場合もありますが)があるところも多いですが、中には常設の書店がない大学もあります。そんなんで大学と言えるのか(?)と思いますが、現にそうなんで す。

そういう大学の場合、近所の書店や丸善、紀伊國屋などが教科書販売シーズンだけ教室を借りて、教科書販売をするのですが、これがだいたい一週間から二週間程度の出店期間なので、GWというのがちょうど終わる時期と重なります。それで返品の処理がこの時期に集中するのです。

それにしても、この十年ほどで第二外国語の廃止といった大がかりな大学のカリキュラム改変が一段落したと思っていたのですが、ここへきて生き残りを かけた学部学科の新設・統廃合が進んでいるのか、カリキュラムの改変がまた盛んです。生協担当者も、履修者数が全く読めないと嘆いています。

それはこちらも同様で、ある大学では教科書が余っているのに、別の大学では足りなくなっている。返品があるだろうから、重版に踏み切ることもできない......。

あれ、これって一般の書店で売れてる本が逢った時と似てますね。ある書店ではほとんど売れてなくて、初回配本分がうずたかく積まれているのに、別の書店さんではきれいに捌けて追加注文してるのに入ってこない......。

教科書だろうと一般の書籍だろうと、抱えている問題は同じなんですね。

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