上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年4月28日

赤本と著作権

今朝の朝日新聞に、大学受験の過去問題集「赤本」に自分の作品が使われている作家が、著作権を言い立てたというような記事が載っていました。

つまり、自分の作品を某大学の入試問題として使用することは許可したけれど、それはあくまでその大学に対してであって、赤本などの過去問題集への掲載まで認めたわけではないということらしいです。

言い分はごもっともで、過去問題集を出している出版社も対応しないとならないでしょうね。今後も成り行きとしては、(1)きちんと許可を取り、それ 相応の使用料を作家に払い、過去問題集を出す。(2)使用料を払わない代わりに、該当する作家の作品が載っている過去問題だけ問題集から外す。(3)作家 側の言い分を無視する、の三つがあると思います。

まあ、(3)の方法をとることはないと思いますが、どのように決着することやら。多くは国語の問題集になると思いますけど、全部載ってない過去問題集を、受験生がどう思うか......。

うちもドイツ語・フランス語の検定試験問題集を出していますが、これらは検定協会などに使用料を払っているので、今回のような問題は発生しないと思いますが、他山の石とすべきでしょう。大学の場合は個々の大学とこういった取り決めをしないとならないのでしょうね。

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