上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年4月10日

今さらのアメリ

友人に借りたDVD「アメリ」を見ました。一時期、かなり話題にもなった映画ですので、楽しみにしておりました。

ストーリーをここで書いてしまっても、既に大勢の方が見た映画でしょうから、あまり問題はないと思うのですが、実は「ストーリーは?」と聞かれるとちょっと困ります。

何か事件なり出来事なりが起こって、それが解決して大団円という感じの内容ではないからです。小さなエピソードの積み重ね、でもってエピソードそれ ぞれが微妙にシンクロしていて、主人公アメリの周囲の人物の話も、それほどメインストリームにはならないんだけれど、それなりに味わいがあって印象に残 る、そんな映画です。

これといったクライマックスがあるわけでもなく、ハリウッド的な盛り上がりがあるわけでもなく、淡々と流れていく時の中で、ささやかなエピソードが ちりばめられているっていうのは、かつて見た中国映画「北京の想い出」にも通じます。ただ、「北京の想い出」が中国映画らしく、沈んだ感じでやや暗く、重 苦しい歴史の流れといった印象を受けるのに対し、「アメリ」は実にポップであっけらかんとした印象を受けます。そこがフランス映画なのでしょうか。

それと、アメリみたいな感じの女の子、彼女の行動とかは身近にいたらちょっと引いてしまいますが、ああいう華奢な子って大好きです。そんなところも印象がよい一因かと思います。

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