上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年4月 9日

お花見

昨晩は、版元仲間と神保町で久々の飲み会を行ないました。ほぼ一年ぶりの参集ですので、顔を見ると「あ、確かに逢ったことある人だ」とは思っても、 「えーと、名前は何だったっけ?」という人もほとんどで悩みました。それにしても、あたしって人の名前と顔を覚えるのが苦手です。営業回りをしていても、 ほとんどの人の顔を一度では覚えられません。若年性アルツハイマー(?)というよりは、単に他人に興味がない典型的な内向型人間なのでしょう。

さて、神保町で7時半頃から二時間ほど飲み食いして、その後千鳥ヶ淵へ花見に向かいました。ここは敷物を広げての宴会は禁止地区なので、とにかく歩 いてみるしかありません。十時を回っているのでライトアップも終わっていますが、それでも夜桜がきれいでした。寒くも暑くもなく、ちょうどよいお花見日 和、っていうか、金曜日の晩、天気もよく、気温もよく、桜が満開ときたら、花見以外に何をしろというのよ。

でも、あたし、個人的には花見って人と一緒に見るものではないと思っています。特に桜は。

確かに冬が終わり桜が満開になると「春が来たなー」って感じになり、なんとなく高揚感が生まれるのはわかります。梅では「春が来た」よりも「春はそこまで来ている」という感じがして、やはり春を体感・実感できるのは桜というのは同感です。

でも、桜って確かに満開もきれいだけど、散り際が美しくて、その散り際の美しさって、大勢で酒を飲みながら見るものではないと思うんですよね。一人で世のあわれ、無常観を感じながら眺めるものではないかと思うんです。

それでも、千鳥ヶ淵は上野公園とかに比べれば、比較的静かに桜見物が出来ましたが、それでも九段下界隈のあの人混み! 十時を回っているというのに、どこから人が集まってくるのだか。

あたしたちは千鳥ヶ淵を一回りして、市ヶ谷まで歩き(ずいぶん歩いたなー)、地下鉄・JRへと解散となりました。

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