ローマ法王死去
ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世が亡くなられました。在位26年だそうです。キリシタンではないあたしにとって、ローマ法王というのは決して身近な 存在ではありませんが、かつて日本を訪れた時の赤い帽子がとても印象深く記憶に残っています。そもそも、ローマ法王って、この人しか知りませんし、カト リックとプロテスタントって何が違うの? ってレベルですから。
法王と呼ぶのか、教皇と呼ぶのか、よくわかりませんが、ニュースなどでその死を悼んで一身に祈りを捧げている人たちを見ると、昭和天皇崩御時の日本 人を見ているような感じがしました。どちらも晩年は病がちになり、出来うるなら、任期途中で退位させてあげてたかったと思いますが、事情はそう簡単なもの じゃないみたいですね。
少し前に『天使と悪魔』を読んだ時の感想にも書きましたが、あたしとしては物心ついて初めての教皇選出です。『天使と悪魔』はあくまで小説ですが、なんとなくドキドキしたものを感じてしまいます。不謹慎かもしれませんが、正直な気持ちです。
あたしの父が死んだ時も、普段はあまり行き来もない親戚が、したり顔で弔問に来るのを冷ややかに見ていましたが、葬式の時のああいう人間の別な一面 が垣間見える状況ってワクワクして好きです。今回は、あたしにとってかなり遠い存在のひとですが、やはりちょっとはそうしたワクワクが心の中に芽生えてい ます。
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