暑さ寒さも彼岸まで...
きょうは春のお彼岸なんですね。連休という意識だけしかなくて、すっかり忘れていました。朝、ちょっとした用事を済ませに会社まで行ったのですが、その帰りの電車の中で、花を持った家族連れを見て思い出しました。
何組かの家族を見ましたが、途中で中央線に乗ってきたお父さんと娘(姉)、息子(弟)の三人は強烈でした。お母さんがいないのは、パート仕事にでも行ってるのかとも思いましたが、もしかしたら三人でお母さんの墓参りなのかもしれませんね。
さて、この三人、お父さんはまだまだ熟年の働き盛りといった年で、姉は小学六年生か中学一年、弟は小学校三、四年ってところと見ました。まずはお父 さん、電車に乗ってくると、休みの日の午前中で車内も空いていましたので、子供二人を席に座らせて自分はその前に立っていたのですが、小脇に抱えていた 『月刊Hawks』という雑誌を読み始めました。「そんな雑誌があるのかー!」と驚いていると、子供たちもおもむろにそれぞれ本を読み始めました。姐は新 潮文庫の『ペスト』(カミュ著)です。「おいおい、この年代ならもう少し別なもの読むでしょ」と思いましたが、弟は『こち亀』でしたので一安心。
しかし、なかなか面白い取り合わせの親子でした。
コメントする