どじょうは何匹いるのか?
一発当たると、同じ著者に次の作品をということで、各出版社が食指を伸ばすことはよくありますが、柳の下に二匹目のどじょうがいるのかいないのか、あたしにはよくわかりません。
時には二匹目どころか、三匹、四匹、十匹くらいいるようなこともありますが、多くの場合、二匹目などいないというのが実態ではないでしょうか。百歩譲って、一匹目の半分程度の大きさの二匹目がいるってところでしょうか。
それでも一匹目が巨大であれば、その半分でもかなり巨大なわけなので、みなが我先に飛びつくのでしょう。
あたしの勤務先でもそういった企画が持ち上がっていますが、一匹目の余韻さめやらぬ頃に二匹目が飛び出してくれば、一匹目に負けないくらいの大きさに育つかもしれませんが、果たして......。
また時には、一匹目は大して大きくならなかったのに、二匹目が、それこそ「トンビが鷹」のようにとてつもなく大きく育ってしまい、それにつられて一匹目がまた成長を始めたなんてこともあります。こういうのはうれしい誤算ですね。
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