<ニカゼ>のリヨン?
先日、あたしの勤務先から刊行された本で
『荷風のリヨン』
というのがあります。まずまずの売れ行きで、特に書店の文芸担当者の支持も高いという感触を得ています。だから、あまり返品がないです! (^O^)
さすが永井荷風人気は根強いなあ、書店さんにも人気だわーと思っていたのですが、このところ書店からの電話注文で
「にかぜのリヨン、ありますか?」
というの増えています。「それ、何?」って感じなのですが、電話かけてきたのが必ずしも文芸担当者じゃないから仕方ないのね、と自分を慰めていま す。でも、たとえ文芸担当者じゃなくても、<荷風>が読めないなんて、ありえないでしょ、と思っちゃいます。たぶん、<にかぜ>と読んでいる人は、そもそ もこの本のタイトルの「荷風」が「永井荷風」と結びついていないのでしょうね。悲しい現実です。
そう言えば、『ベルリン陥落1945』の時も、「ベルリン<だらく>、ありますか?」とか「ベルリン<ついらく>、ありますか?」といった電話が多かったですけどね。
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