2004年12月号
大学の第二外国語の教科書決定が、この10年でかなり早まりました。かつては年明けに決めるという先生がほとんどだったのですが、今は11月に決める、年内に決めるという学校がほとんどのようです。
その理由は、シラバスを提出しなければならないからだそうです。まだ今年の教科書も半分近く残っているこの時期に、もう来年の教科書を決めないといけないわけですから、先生も大変だと思います。
それにあわせて、中国語をはじめとした諸外国語の教科書を刊行している小社でも、教科書を完成させる時期や各地の先生方を回る時期などが、だいぶ早まりました。
ちょうど今がその時期に当たるのですが、紅葉の美しい、行楽シーズン真っ盛りです。そんな私たちの出張は、来年度の教科書の採用を勝ち取ることよりも、ホテルの予約を押さえることの方がはるかに難しくなったのです。
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