2004年04月号
年末年始に中国へ行きました。北京や上海などでは大型書店も数軒あり、街のあちこちに新聞や雑誌を売るスタンドが数多く見られます。こういったスタ ンドは、日本で言えば駅の売店をイメージすればほぼ間違いありませんが、新聞・雑誌オンリーで、菓子や飲み物などは全く置いていません。また店によって置 いてある雑誌に多少の差があります。
少し前の中国の書籍は紙不足もあり、日本ではざら紙とでも呼ぶべき紙質で、白・クリーム・黄色・褐色と、一冊の本に数種類の紙が使われていることも しばしばでした。中国学専攻の学生の間で二色刷と言えば、本文が二色で印刷されていることではなく、使っている紙が二種類であるという意味でした。そんな 本も今では少なくなり、日本のアイドルが表紙を飾る、カラー写真をふんだんに使ったファッション誌がスタンドに所狭しと並んでいます。